山内 - 限界濃度泥染めフラノ・トラッカージャケット

山内 - 限界濃度泥染めフラノ・トラッカージャケット

こんにちは、turf の中束でございます。

新潟は近年では珍しく、きちんと秋らしい気温とお天気で過ごしやすく快適。秋が好きなので個人的には非常にありがたい。洋服も長袖等色々着れますし、食べ物も美味しいし、食べ物も美味しく、食べ物も美味しい。(食欲の秋はこの世の理)

魅力たっぷりの秋、皆様はいかがお過ごしでしょうか?お出かけスポット、おすすめの食べ物等ありましたら教えてください。随時絶賛募集中でございます。

そんな魅力的な秋におすすめの魅力的なジャケットのご紹介です。

山内 - 限界濃度泥染めフラノ・トラッカージャケット


山内- 限界濃度泥染めフラノ・トラッカージャケット - ¥220,000 税込

 

実物の方がすごいのはもちろんですが、画像からでも伝わる品格。

品名こそトラッカージャケットですが、所謂ワーク由来のトラッカージャケット、Gジャンとは一線を画す風格。

この辺りは山内らしい男らしさの中にもキチンと品がある、その概念から逸脱することのないミニマルな仕上がりになっております。

サイジングは山内らしくジャスト。

とは言え窮屈さはございません。数ミリ単位で計算されたパターン設計から程よい運動量も確保。

山内- 限界濃度泥染めフラノ・トラッカージャケット - ¥220,000 税込

181㎝ , 68kg サイズ 4 着用

 

そして山内といえばの泥染め。しかも今回は限界濃度。いつもより濃いめに仕上がっております。

ただでさえ手間のかかる泥染め。

初めから泥で染めるのではなく、最初はテーチ染め。

奄美大島に自生するテーチ木をチップ状にして2日間に出し、醗酵させてできるテーチ木染料。まずこの時点で手間。

その染料に何度も浸して染め上げた生地は赤みの強い茶褐色。

25SSで展開のあったシールドコットンクロスのジップジャケットを覚えているでしょうか?確か泥染めの濃度が選べたのですが、最初の段階がテーチ染めで出していたはず。結構赤かった気がします。

そうして染め上がったテーチ染めの生地をようやく奄美の泥でまたしても何度も染め上げます。テーチ染料のタンニンと泥の鉄分が反応して赤から茶色へ変化していきます。

前述した25SSのアイテムは泥染めの濃度2まであったはず。それでも十二分に濃かったと記憶しています。

今シーズンのものは名前の通り「限界」。

さらに染め上がった生地をもう一度同じ工程を踏むことで(もう鬼畜の所業)、より深く、より深みのある濃茶に仕上げられています。


山内- 限界濃度泥染めフラノ・トラッカージャケット - ¥220,000 税込

 

そうして仕上げられた生地は最初は少し張り感がありますが、着用するにつれ、馴染んでいき、デニムのように経年による色の変化も楽しんでいただけます。

山内の洋服は1年2年でダメになるようなそれとは対極にあります。5年10年と長く着ていただける最高の品質です。それを前提に着用毎に自分だけの1着に育てていく、そんな楽しみもございます。

 

泥染めの説明だけで結構いってしまいましたが、もう少々お付き合いをば。

オープンカラー仕様の襟元。

 

ですが、1番上までボタンも付いているのでオープンカラーが苦手な方はアイロン、スチーマー等で癖つけていただければレギュラーカラーになります。

フロントボタンは上と下以外は比翼仕立て。

見えない箇所も同系色の水牛ボタンを使う徹底ぶり。すきです。

着丈も短めですが、やりすぎることのない大人な単丈。

 

左胸にのみフラップポケットを配置。

 

 

素材はsp120's ノーミュールシングウールフラノ。

こちらも当然のように最高品質のウール素材。

泥染めに付随してきますが、長年色々な加工方法を試してきた山内。

そんな中で全てに共通する点は、「良い素材の糸でなければ深く染料が染み込まない」ということ。

自ずと糸本来のクオリティも求められるため、最高級の糸を使用した素材になってくるわけです。

sp120'sの細番手の糸をあえて太くひき、膨らみと温かみのある、また堅牢度も兼ね備えたフラノ素材になっております。

圧倒的クオリティの山内らしいというか「くせ」のあるトラックジャケット。

正直、値段単体で見た時には安くはありません。

かと言ってこのクオリティ、手間ひまのかかった洋服。

むしろこれだけの代物なので相対的に見たら高すぎるとういことはないです。これだけは間違いなく言い切れます。

山内- 限界濃度泥染めフラノ・トラッカージャケット - ¥220,000 税込

181㎝ , 68kg サイズ4 着用

 

昨今では"ブランド"で洋服を選ぶのが主となる基準になりつつあります。

もちろんそれが悪というわけではないですし、私自身も好きなブランドはありますし。

◯◯の、△△のブランドだったら手放す時にいくらで売れる、のようなリセールバリューを考える。正直これに関しては私は嫌いです。

いつから自分の「かっこいい」「欲しい」という感情よりも、将来売る時の値段を気にして買い物するようになったんですかね。

この行為自体があまりかっこいいとは呼べないと思ってます。

 

この山内というブランド、シンプルながら品のある「カッコいい」洋服ばかりです。

はっきり言ってとんでもないクオリティの洋服づくりをしています。

妥協を許さず、拘りに拘り抜いたいい意味で変態的なブランドだと思っていますし(怒られるかもしれない)、自信を持っておすすめできる洋服です。

聞いたことのないブランドだから、値段が高いから、と言わずにぜひこの圧倒的なクオリティの洋服を今一度見ていただけますと幸いです。

 

最後は少し話が脱線してしまいましたが、ご容赦ください。

山内- 限界濃度泥染めフラノ・トラッカージャケット - ¥220,000 税込

 

そんな変態的な洋服づくりをする山内のトラッカージャケット。

まずシンプルにかっこいい。

ぜひお試しになってください。